5. 内覧から契約へそして手付金が入ったぞー

内覧から契約へそして手付金が入ったぞー

いよいよ待ちに待った内覧の日です。できるところの掃除は全て行い、私が見ても部屋は綺麗になっています。また水回りも特に力を入れたので、清潔に見えるはずです。しかし、もう15年も経過したマンションなので、設備が古く感じるのは仕方がありません。しかし、私達夫婦には子供がいなかったので、その分は同じ条件の物件よりも綺麗な状態だと思います。

今回、仲介する3社全てで販売価格を統一しており、1450万円に設定しています。私の希望の1500万円には届きませんでしたが、少しでも早く売却できることを優先したのです。

「ピンポン~ピンポン~」おーっと、チャイムが鳴りました。きっと仲介業者が買主を連れてきたのでしょう。さっそく、新しく用意したスリッパを出してお出迎えです。今回購入希望なのは新婚の夫婦で、近くの賃貸アパートに住んでいるようです。一通り部屋を見せてお茶を出しながら話をします。

買主は部屋が思ったよりも綺麗なこと、水回りに問題がないことを確認して満足した様子でした。聞いてみると内覧したのは3件目で、他の物件では何かと問題があったそうです。やはり子供がいないことで部屋が汚れていない点が気に入った様子で、「前向きに検討します」と帰って行きました。

それからの1週間は気が気でありませんでした。いつ返事が来るのか?心配だったのです。仲介業者の担当者からは「うーん確率は7割ですかね」と言われており、後は待つしかありません。そして待つこと10日、ついに担当者から電話が掛かってきました。「買主さんは1400万円なら購入するそうです」…担当者が言うには、トイレと壁紙を交換したいので、その分を安くしてほしいと買主から条件が出ているそうで、その条件を飲めば直ぐにでも契約できるようです。

「きたか~」実はこれも友人からのアドバイスにあった事項で、「値引きは覚悟せよ」との内容でした。中古の売買はあくまで売主と買主の駆け引きです。特に早く売りたい私の場合、売主に分が悪く買主が強くなるのは仕方がありません。50万円の値引きは痛いのですが、1400万円で売れれば目標からマイナス100万円なので、許容範囲でしょう。

私はその場で担当者に1400万円を了承すると共に、それ以上の値引きはできない旨を伝えて売却することを決めたのです。離婚を決めて約2ヶ月、ついにマンションを手放す相手が見つかった瞬間でした。

仲介業者の担当者からは、売却先が決まった以上、少しでも早く契約するように言われています。契約を行い手付金が入ると私も一安心です。そこで3日後、会社を休んで仲介する不動産会社に出向き契約書のチェックを行います。担当者は既に契約書を作成しており、あとは重要事項確認書の確認です。物件自体に大きな問題もなく、管理費などの滞納もありません。特に問題となる事項はないので、ここはお任せでスルー。ただし、後々問題が起きた時に、色々と補償を求められるは嫌なので瑕疵担保責任は免責として貰いました。契約書に署名押印して後は買主さんへ回します。担当者の話では1週間程度で契約書が出来上がるので、1部を持参してくれるそうです。

1週間後、担当者から電話が入り契約書が完成し、手付金が明日私の銀行口座に入金されるそうです。今回の契約書では手付金は10%なので140万円。いよいよマンション売却のクライマックスの始まりですね。